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「えんどう桔梗マタニティクリニック」道南・函館の産婦人科

             
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えんどう桔梗クリニック

〒041-0808 北海道函館市桔梗5丁目7-15
FAX.0138-47-3171
TEL. 0138-47-3001
2018.05.09 新着情報

※無痛分娩(硬膜外麻酔)について

当院の無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)について

※下記内容について、その他お聞きになりたいこと等ございましたら メールフォームまたは、お電話にて(診療時間内:0138-47-3001)お問い合わせください。
無痛分娩をご希望の妊婦さんにお願いいたします。 毎月第一月曜日のマタニティクラスにて、新垣医師より当院での無痛分娩を詳しく説明いたします。 安全で効果的な無痛分娩を行うためには、妊婦さんとご家族の正しいご理解が不可欠と考えております。
そのため、無痛分娩をご検討中の妊婦さんは妊娠35週までに第一月曜日のマタニティクラスにご参加下さいますよう、お願いいたします。 ※里帰り出産の方など、35週までに参加が難しい場合は、35週以降の受講も可能です。

2018年3月29日に厚生労働省よりなされた「無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言」に基づき、当院の無痛分娩診療体制に関する情報を記載いたします。

1.無痛分娩の診療実績
  2016年度 83例、2017年度 94例
2.無痛分娩に関する標準的な説明文書   資料参照(PDF)
3.無痛分娩の標準的な方法
    腰椎硬膜外麻酔   使用薬剤 キシロカイン、ロピバカイン、フェンタニル
4.分娩に関連した急変時の体制
  ♯1 J-CIMELSに基づいた救急蘇生を実施します。
  ♯2 函館中央病院や市立函館病院へできるだけ速やかに救急搬送いたします。
5.危機対応シミュレーションの実施歴
  ♯1 J-CIMELS、NCPRを基にした院内勉強会を定期的に開催しております。
  ♯2 J-CIMELSやNCPR講習会へ職員を積極的に参加させています。
       (受講済人数;J-CIMELS 4人、NCPR 15人)
6.無痛分娩麻酔管理者(産婦人科専門医、または麻酔科標榜医の資格を有するもの)の麻酔科研修歴、無痛分娩実施歴、講習会受講歴
 (1)医師 遠藤 力 (産婦人科専門医)
    無痛分娩実施歴
       1978.~1986. 東北大学
       1988.~1996. 福島県立医科大学
       1997.1.~  えんどう桔梗マタニティクリニック
    講習会受講歴
          2011.8. NCPR(Neonatal cardio-pulmonary resuscitation)受講
       2014.8. ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)受講
       2017.11. J-CIMELS(日本母体救命システム)受講
       2018.5. 日本産婦人科医会医療安全部会 硬膜外麻酔下での分娩を安全に行うために(実習編)受講
 (2)医師 新垣加奈 (麻酔科標榜医、産婦人科専門医)
    麻酔科研修歴
        2003.10~2003.12. 市立札幌病院麻酔科
        2004. 5~2005. 6. 三井記念病院麻酔科
     2006. 4~2008. 9. 社会保険京都病院麻酔科
    無痛分娩実施歴
       2014.4~2014.9 身原病院
       2015.10~  えんどう桔梗マタニティクリニック
    講習会受講歴
          2003.6  ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)受講
       2012.6  ALSO( Advanced Life Support in Obstetrics)受講 有効期限切れ
       2013   NCPR(Neonatal cardio-pulmonary resuscitation)受講 更新申請中
       2018.2  J-CIMELS(日本母体救命システム)受講  更新申請中
7.日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業への参画状況;参画している

 

<<無痛分娩Q&A>>
よく質問されることを、下記に載せましたので参考になさってください。
Q1.無痛分娩(硬膜外麻酔)とはどのような麻酔ですか?
A.硬膜外麻酔は局所麻酔の一つで、お腹や足の手術の後の痛み止めとして、よく用いられます。 帝王切開の手術の時に痛み止めとして使う病院もあります。 硬膜外麻酔の硬膜、というのは硬い膜と書きますが、背骨の奥にある脊髄という太い神経を囲んでいる膜のことです。その硬膜の外側に細いカテーテルを入れて麻酔の薬を入れるので、硬膜外麻酔と言います。入れたお薬は硬膜外を広がって脊髄に部分的に麻酔をかけます。 硬膜外無痛分娩の場合は、下半身にだけ麻酔が効くように調節します。 また、麻酔の効き方が強いとお腹や足の力が入りにくくなり、いきめなってしまいますので、なるべく痛みだけ取るように薬を調節しています。

Q2.「全く痛みがなくなるのですか?」
A.「無痛分娩」は、正式には「硬膜外麻酔分娩」と言います。「無痛」と呼ばれていますが、実際は痛みが完全になくなる方もいれば、痛みが少し残る方もおり、聞き方には個人差があります。 少し痛みを感じるくらいの方が、陣痛に合わせてうまくいきむことができます。 そのため無痛分娩と呼ぶよりも、痛みを和らげるという意味で「和痛分娩」と呼ぶ方が、正しいのかもしれません。

Q3.硬膜外麻酔はいつ始めるのですか?
A.基本的には、自然に陣痛が来てから麻酔を行います。自然の陣痛を待つことで、妊婦さん一人一人に良いタイミングでお産を始めることができるからです。しかし、安全な麻酔を行うため、麻酔開始時刻は原則、平日の日中としております。そのため、無痛分娩を希望されていても曜日や時間帯によっては麻酔ができませんので、ご了承ください。
 
Q4.麻酔を行うときはどのようにするのですか?
A.分娩台のベッドに横向きに寝ていただいて、膝を抱え込むようにして背中を少し丸くしてもらいます。そして背中を消毒薬で拭いて清潔にします。 それから、背中の腰のあたりに細い針で痛み止めをしてから、少し太めの針を使って硬膜外という場所に細いチューブ(カテーテル)を入れます。 入れるのにかかる時間は10分程度です。

Q5.麻酔がかかっている間はどのような状態になるのですか?
A.麻酔が効くのは下半身だけですので、もちろん意識はありますし普通に会話ができます。赤ちゃんへの影響もほとんどありません。 無痛分娩を始めても下半身の感覚は残りますので、子宮が収縮してくるのを感じながらタイミングを合わせていきんでいただきます。 ほとんどの場合、痛みはわずかに感じるだけになりますが、痛みの感じ方は人によって違いますので、とくに出産間近になると生理痛くらいの痛みを感じる場合があります。意識も普通にありますし、もちろん赤ちゃんが生まれるのもわかります。

Q6.硬膜外無痛分娩で何か副作用はありますか?
A.現在、特にアメリカやヨーロッパではたくさんの無痛分娩がされていますが、その中で重い合併症はとても少ないと言われています。 比較的起こりやすいものとしては、血圧が下がる、背中の注射した所にしばらく痛みが残ることがあります。まれな合併症には麻酔のカテーテルからの感染、頭痛、麻酔が強く効いて全脊椎麻酔となる、などがあります。

Q7.硬膜外無痛分娩が赤ちゃんや分娩経過に何か影響を与えますか?
A.いいえ、赤ちゃんに麻酔薬の影響はほとんどなく、生まれた時の赤ちゃんの元気さも変わりません。お産の経過に対しては、いきむ力が少し弱くなることがあるため吸引分娩、子宮底圧出法を行う分娩が増えます。

<<無痛分娩(硬膜外麻酔)の歴史と現状>>
無痛分娩はいつ頃から始まったのですか?

無痛分娩は、イギリスのエリザベス女王が1853年に行ったのが世界で初めてと言われています。
この時は麻酔薬を吸入して痛みをとったようです。
それまではお産の痛みを取ることは罪だとされていましたが、エリザベス女王のお産をきっかけに一般の方々にも無痛分娩が普及していきました。
1940年代からは硬膜外麻酔が無痛分娩に用いられるようになって、安全で良い麻酔ということで徐々に無痛分娩の主流になりました。 日本ではどうかというと、最初の無痛分娩は、1916年に歌人の与謝野晶子が息子さんのお産をするときに医療用麻薬を使って行った、との記録があります。 硬膜外麻酔による無痛分娩(硬膜外無痛分娩)は1970年代から行われるようになって、海外と同様、今は無痛分娩の主流になっています。

現在はどれくらいの妊婦さんが硬膜外無痛分娩を行っているのでしょうか?

アメリカやフランスでは硬膜外無痛分娩を選ぶ妊婦さんが多く、アメリカの2008年のデータでは全体の約6割、フランスの2010年のデータでは約8割の女性が無痛分娩をしています。 日本では、2017年に日本産婦人科学会が発表した調査では6%であり、少しずつ無痛分娩を受ける妊婦さんは増えてきています。

ウェブサイトの更新日時;2018.5.7